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カナダ離発着のフライトで乗客に優しいルールが始まります

飛行機

2年ほど前に、アメリカでダブルブッキングが原因ですでに席に着いていた乗客が引きずり降ろされるのを拒否して大怪我をして大問題になったのを覚えている方はいますか?

あの頃はアメリカのエアライン各社、特に事件のあったユナイテッドはかなり敏感になっており、主にユナイテッドでアメリカの大学とカナダのわが家を行き来している娘はとても良い待遇を受けたりしましたが(結構補償金代わりのクーポンをもらったりしてた)、今ではすっかり元に戻った様な感じ。

そしてカナダでは、すでにゲートを出発した飛行機が飛ばずに待機し、7時間飛行機で缶詰になるという出来事も何度かあり、ニュースとなっていました。その間、水とナッツだけとか、地獄です。

でもさすがカナダ♪ 今回、政府が、乗客のための新しい制令を作り、発表しました♪ Air Passenger Protection Regulations (旅客保護制令)です!

Federal government announces new rules on airline passenger protection, compensation | CBC News
The federal government is rolling out its air passenger protection regulations on the eve of the summer travel season setting out what compensation airlines mus...

対象となるフライトは

今回の制令で対象となるフライトはカナダ発着便のフライト全て(国内線を含む)です。飛行機会社の規模などによって飛行機会社が支払う補償金の金額が変わることはある様ですが、罰せられる内容は同じです。

それでは、どんな事があると補償金が支払われるのかを見ていきましょう。かなり盛りだくさんですよ。

2019年7月15日から

すでにゲートを出発したものの離陸しないフライト

まずは、当たり前といえば当たり前ですが、ゲートを出発してもフライトが何らかの理由で離陸できない場合、乗客は、きちんと機能するトイレを使用する権利があります。

そして、機内の空気は換気をきちんとすること、室温もその時の時期に応じて指定されている温度に設定することが義務付けられます。

その間、乗客は食べ物屋飲み物を提供してもらう事、そして無料で飛行機の外にいる人とコミュニケーションが取れる様に配慮することも規定されました。

そして、この様な状態が3時間以上続く場合は、旅客機はゲートに戻ることが義務付けられます。ただし、その3時間が経過した時に、45分以内に離陸できる様であればゲートに戻る必要はありません。

3時間って結構長いな(汗)

オーバーブッキング

オーバーブッキングのせいで航空会社から搭乗を拒否された場合、飛行機会社はその乗客に補償金を支払わなければなりません。補償金額は、オーバーブッキングによる乗客の目的地までの到着の遅延の時間によって違います。

  • 6時間未満の場合:最低$900
  • 6-9時間の場合:最低$1800
  • 9時間以上:最低$2400

ちなみに、カナダドルですよ。

預け荷物の紛失・破損/楽器の取り扱い

航空会社に預けた荷物が紛失・破損した場合、航空会社は補償金を支払わなくてはなりません。紛失した場合の補償額は$2100となります。そして、荷物を預ける際に料金を支払っていた場合は、その金額も返金されます。

そして楽器の取り扱いについて、航空会社は規約条件に明記することが求められます。結構プロが使う様な億単位の楽器の扱いがニュースにもなってましたよね。

2019年12月15日から

遅延に対する補償

なんとなんと、飛行機が遅延やキャンセルした場合にも乗客は補償金をもらえることになるそうです。最終目的地への到着遅延が

  • 3-6時間:大手航空会社$400、小規模航空会社$125
  • 6-9時間:大手航空会社$700、小規模航空会社$250
  • 9時間以上:大手航空会社$1,000以下、小規模航空会社$500以下

航空会社は、乗客が元々購入していたのと同じクラスの座席を提供することも求められます。

子連れの乗客への対応

5才未満の子供は必ず親または保護者の隣に座ることが求められます。5才以上11才未満の場合は、同じ列で、1座席以上離れていない席(例えば通路をはさんだ隣りの席ということですかね)、12才と13才の座席は親や保護者と1列以上離れない事などがルールとなりました。

もしこの規則が守れない場合、航空会社は$25000の罰金を政府に支払うことになります。

乗客の事を考えたありがたい新規則

遅延補償や荷物補償などは、今まではクレジットカードのサービスなどとしてはありましたが、政府が規定することはありませんでした。

今後は、もし対象となってしまった場合は航空会社とクレジットカード会社両方からお金がもらえる事になるのかもしれません。

まあでも何もないのに越したことはないですよね。この規則によって各航空会社がさらにサービスの向上に努めてくれるといいなと思います。そしてできればアメリカでもこの規則を是非是非導入してほしいー!

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